サラリーマン素人トレーダーの「のりすけ」です。
8月の日経平均は、2万7,000円台から2万8,500円近くまでという大きな上下動がある変動が激しい月でした。上昇や下落のトレンドがいつまで続くのかを見極めて上手く流れに乗ることが出来れば、大きな利益をあげられる一方、見誤ると思わぬ損失を被りかねない難しい状況となりました。
これまで順調に利益をあげてきた先物・オプション取引も保証金率が低下して追い証の心配がでるなど、ギリギリの状況での取引となりましたが、ここ数ヶ月続いた好成績を維持することが出来たのか、めざせプラ転生活の5ヶ月目となる2021年8月の運用実績をご紹介します。
つみたてNISAの運用状況
つみたてNISAの運用成績は、今月も堅調に推移して、含み益は11ヶ月連続の続伸となり、22万円近くになりました。今月も先月比で時価評価額が6万円程度のプラスとなり、今年の3月以降続いている10万円台の含み益水準も維持して、運用利回りは約33%台に上昇しました。
つみたてNISAを始めてから2年弱、ポートフォリオの見直しは実施していませんが、今のところは順調に推移していますので、引き続き、現状維持で運用していこうと思っています。
国内株式の運用状況
今月の相場状況
今月は、日経平均が2万7,500円台からスタートし、上旬には2万8,000円台にまで回復したものの、再び下落トレンドになり、一時は2万7,000円台を割り込む場面もありました。最終的には、月末に2万8,500円付近まで急伸するという、上下変動が激しい月となりました。
月末にはずっと下落トレンドが続いていたマザーズ市場が回復したこともあり、低迷していたかつて強かった銘柄が久しぶりに上昇するといった場面も見られました。ただ、仕手的な感じで、特定の銘柄が激しい値動きをするといった目立つなど、今月も難しい局面が多かったです。
今月の損益状況
今月も、先月までに引き続き、個別銘柄の取引は控えめにした結果、営業日の半数程度は利益なしという結果になりましたが、リスク・リワードの良いトレードを心がけたこともあって10万円以上の利益をあげた日が3日あり、30万円超の利益日もあったので、最終的には約100万円の利益となりました。
随分、確定損失が減ってきましたが、まだまだ270万円近くありますので、何とか年内にプラマイゼロまで持って行ければと思っています。
今月の利益の大半は、「グローバルウェイ(3936)」1銘柄で稼ぎ出しました。恐ろしいほどボラの大きい銘柄でリスクも高いのですが、大きく落ち込んだときに仕込んで、ストップ高となるなど、上昇時に利確できたので、大きな利益となりました。
欲を出してもう少し保有していれば、さらなるストップ高となって、さらに50万円ほど利益を伸ばすことも出来ましたが、リスクを最小限にするために、確実性をとって利益確定したので、悪くはないと思っています。
その他は、最近集中的に取引を行っているレーザーテックの取引を行い、約35万円の利益となりました。さらに、久しぶりのマザーズ急伸の流れに乗って、以前、大きな損失を被った銘柄へのリベンジも行い、HENNGEで約8万円の利益をあげることが出来ました。
ここ数ヶ月、先物・オプション取引に軸足を置き、個別銘柄への投資を絞ってきましたが、今月も大きな利益とはいえないものの、順調に利益を出して、抱えていた損失を減らすことが出来ました。取引銘柄を絞った結果、保証金率にも余裕があるため、含み損を抱えてしまった銘柄をナンピンして平均建値を改善し、なんとか利確できるように持って行くといったことも出来ていますので、このスタンスを継続したいと思います。
先物・オプション取引の損益状況
ここ2ヶ月は、先物・オプション取引で毎月300万円近い利益をあげることが出来たのですが、今月は、売り買い共にロット数が大きくなりすぎて、一時期は保証金率がギリギリの状況となって新規注文が出来ないという厳しい状況になりました。
新規注文が出来れば、1日10万円程度の利益を得ることは出来るのですが、何も出来ない状況で保証金率だけを気にして呆然と見守るだけというのは辛いです。スキャルピング的に利益を確定できているうちは良いのですが、予想に逆行してポジション数が増えていくというパターンが危険だと感じています。
特に今月は、これまでよりもロット数が多くなってしまいました。月の終盤までは買いポジションがネックとなり、百万円単位の含み損を抱えて苦しみましたが、月末の急伸時に一気に利確して解消できました。逆に、売りポジションのみが裸で残ってしまい、処理できない状態で迫り来るMSQを迎えるという状況です。
これまでの先物取引では、レンジ相場を想定して売り買い両建てでポジションを持ち、利益が乗ったタイミングでポジションを解消していくという手法だったのですが、ポジション管理が出来ずに保証金率を圧迫してしまった結果、苦しい戦いを強いられているといった感じです。
先物ラージで追い証を食らった場合、ビックリするような金額を差し入れないといけない状況になってしまうため、精神衛生上も良くないですし、資金を準備できない可能性もあるので、気を付けないといけません。
3ヶ月ある限月内に利確できるという楽観的な見込みから、ポジション取りに失敗したロットを持ち続けるという状況に陥っているのですが、安易な気持ちで長期間ポジションを持つのではなく、スキャルピングで入ったのなら、当日中に処理するくらいの気持ちで臨もうと思います。
米国株式の運用状況
高配当ETFから始めた米国株式への投資ですが、現在は、個別株への投資に挑戦中です。これまで保有していた2銘柄(テスラ、シティグループ)に加え、VISAを新たに購入しました。
保有中の3銘柄のうち、テスラだけが含み益が1万円を越える状況となっているので、利確ポイントを探っている状態だったのですが、一旦、利確することにしました。残りのシティグループとVISAは、購入時とほとんど変わらない株価が続いていますので、しばらくはホールドとなりそうです。
テスラを利益確定したので、状況次第では、その資金で保有中の銘柄を買いますか、新たな銘柄に挑戦するかしたいと思っていますが、米国株式市場も天井感があるので、買い時が難しいなと思っています。
まとめ
今月も先物・オプション取引の利益のおかげで、何とか好調な成績を上げることが出来たため、ついに、先物・オプション取引が1,000万円台に突入しました。ただ、先物のポジション管理でかなり苦労しましたので、手法の見直しを検討しなければならないと感じています。
自分の過去の経験を振り返ってみると、相場が大きく動く場面が苦手で、そういう局面で大きな損失を出す傾向があります。来月以降、夏枯れ相場が終わり、株価が上昇局面に入ると予想していますので、流れに逆らわずに、利益を伸ばしていきたいと思います。
個別株取引で大損して、一度は退場寸前に追いやられたのですが、先物・オプション取引に活路を見出して、何とか生き残っているというのが現状です。同じ過ちを犯さないためにも、手持ち資金に応じたロット数を設定して、オーバーロットにならないように心がけていきたいと思います。
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