サラリーマン初心者トレーダーの「のりすけ」です。
以前、「楽天証券で証券口座を開設しました!」というタイトルで楽天証券に口座を開設した記事を書きました。全くの株取引の初心者だった私も、今では株取引歴3ヶ月となり、日々、楽天証券を利用して取引を行いながら投資経験を積んでいるところです。
皆さんは、株式を取引するにあたって、いくつの証券会社に口座を開設しているのでしょうか。取引自体は、どこかひとつの証券会社に口座を開いていればできますが、それぞれの証券会社には得意分野があるので、上手に使い分けることができれば、よりお得になりますよね。
今のところ、私は楽天証券での取引にこれと言った不満はないのですが、あることをキッカケに、新たにSBI証券にも口座を開設することとなりました。
SBI証券に興味がある方の参考になるかもしれませんので、今回は、私がSBI証券に口座を開設した経緯や、実際に口座開設の手続きを行った際のことを記事にしてみました。
SBI証券とは
「SBI証券」とは、大手金融グループのSBIホールディングスのグループ企業のネット証券会社です。
証券会社としての歴史は古く、SBI証券の前身であるイー・トレード証券は、1999年10月にインターネット取引サービスを開始しました。
その後、2006年3月にソフトバンク・インベストメント株式会社(現:SBIホールディングス)に吸収合併された後、何度か商号変更を行い、2008年7月に商号をSBI証券株式会社に変更して現在に至っています。
国内株式や投資信託だけでなく、外国株式、ETF、債券、FX、純金積立、ロボアドバイザーなど、幅広いサービスを提供しており、数多くの投資家がSBI証券を活用しています。
ネット証券の口座開設数No.1となる500万超の口座数を誇っていて、NISA口座もネット証券NO.1となる150万超となっています。また、口座国内株式個人売買代金シェアNo.1など、日本を代表するネット証券会社です。
規模が日本のネット証券で最大級というだけでなく、2020年のオリコン顧客満足度調査でネット証券1位、2019年の「みんなの株式」のネット証券比較ランキング1位となるなど、顧客満足度も高くなっています。
多くの人が利用し、満足度も高いというだけあって、取扱商品も多く、手数料も業界最安値水準となっていますので、初心者からプロの方まで、幅広い方にお勧めの証券会社だと思います。
SBI証券に口座を開設した経緯
個人的には、現在利用している楽天証券のサービスに特に不満はないのですが、今回は四つの理由からSBI証券にも口座を開設することにしました。
1つ目は、リスクヘッジという観点です。私が利用している楽天証券は大手なので、現時点では特に心配ないですが、今回のような株価大暴落などを経験すると、利用している証券会社に万が一のことがあった場合に備えて、複数の証券会社に口座を開設しておいても良いのかなと思いました。
2つ目は、証券会社毎に得意分野があることから、これらを把握した上で、使い分けをすることが有効ではないかと考えたからです。SBI証券が提供している取引ツール「HYPER SBI」は評判が良いようですし、外国株の取扱いが豊富とのことです。
3つ目は、手数料を安く出来るのではないかと考えたからです。具体的には、現在利用している楽天証券では、一日定額の料金コースがあり、50万円までなら手数料が無料となります。SBI証券にも同様のコースがあるので、今後、投資の規模が増えた場合、SBI証券と併用することで、1日の取引額50万円×2の計100万円までは手数料無料で投資が可能となると考えたからです。
4つ目は、私が唯一理由しているASPである「A8.net」のセルフバック案件があったからです。内容としては、セルフバックを利用してSBI証券に新規口座開設を行うと8,000円分の成功報酬が得られるというものです。ちょうど、楽天証券以外の証券会社にも興味が出てきていたタイミングでのセルフバック案件でしたので、即決しました。
SBI証券のオンライン口座開設手続き
オンラインでの申し込み
では、SBI証券での口座開設の手続き方法について見ていきましょう。申し込みは、SBI証券の公式ホームページから行えます。
ホームページには「【無料】口座開設に進む」というボタンがありますので、クリックして口座開設手続きを始めましょう。
口座開設の申し込みページに進むと、個人情報を登録するためのページとなりますので、各項目を登録していきます。口座開設の手続きの中で必要となる本人確認書類との相違がないように正確に登録しましょう。
少し面倒と感じるかもしれませんが、画面には進捗状況や残りの入力項目数が表示されますし、それほど項目数が多いわけではありませんので、頑張って入力していきましょう!
本人情報の登録
初めに、名前や住所、連絡先などの本人情報を登録します。入力項目もそれほど多くないですし、基本的情報なので入力間違いにだけ気を付けて登録していきましょう。
納税方法の選択
氏名や住所などの本人情報の入力が終了すると、納税方法を選択する項目となります。選択画面に表示されている3種類の方法からの選択となります。上から順に「特定口座(源泉徴収あり)」、「特定口座(源泉徴収なし)」、「一般口座(源泉徴収なし)」になります。
良く分からないのであれば、一番上の「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでおけば、証券会社が年間の損益を取りまとめた上で納税まで自動で行ってくれるので、確定申告を気にしなくても良いため、手間いらずで便利です。
「特定口座(源泉徴収あり)」以外の方法を選択した場合は、自身での確定申告が必要となります。株式の運用損益以外にも申告する必要があり、確定申告を行うという方などが選択すれば良いと思います。
源泉徴収なしの「特定口座」と「一般口座」との違いは、証券会社が確定申告に必要な書類を作成してくれるかどうかなどとなっています。
それぞれの違いについては、「楽天証券で口座を開設してみた」という記事にも記載しておりますので、そちらもご覧頂ければと思います。
NISA口座の選択
続いて、NISA口座の申し込みについて選択します。NISA口座の開設を申し込む場合は、「NISA」か「つみたてNISA」のいずれかを選択してください。
NISA口座は複数持つことが出来ませんので、既に他の証券会社で開設している方は「申し込まない」を選択してください。
NISAについては、「楽天証券で「つみたてNISA」を始めてみた!」という記事でも紹介していますので、そちらもご覧頂ければと思います。
本人確認書類の提出
続いては、本人確認書類の提出手続きになります。証券口座の開設となりますので、マイナンバーの提示が必須となります。
提出方法は、①WEBアップロード、②Eメール、③書面の3種類となります。
①と②はネットを利用して画像をアップロードすることで提出する方法ですが、③は後日郵送されてくる書類を返送する際に、コピーした本人確認書類を同封する方法となっています。
私はネットの安全性を信じ切れていないため、楽天証券の時と同じく、郵送による提出方法を選択しました。
郵送による手続きの詳細は後ほどご紹介しますが、後日、届出書やサービスガイドブックなどが同封された封書が郵送されてきましたので、本人確認書類を同封して返送しました。
追加サービスの選択
SBI証券の口座開設に併せて、SBIグループが提供しているサービスなどへの申し込みを行うことも可能です。
そのひとつが、「住信SBIネット銀行」の口座開設と、同銀行のサービスである「SBIハイブリッド預金」、「預り金自動スィープサービス」への申し込みとなります。楽天のマネーブリッジと同じようなサービスですね。
申し込み方法は至って簡単で、「申し込む(推奨)」にチェックを入れるだけです。私の場合、こここで「申し込む」にチェックを入れていたことを忘れていて、後日、住信SBI銀行から書留の書類が郵送されてきた際、身に覚えがない書類が届いたと不審に思ってしまいました(^^;)
住信SBIネット銀行の口座開設を申し込んだ場合、ここの注意事項にも記載されているとおり、郵送で関係書類が送付されてきますが、その中にはキャッシュカードが同封されていません。キャッシュカードを使用したい場合は、WEBから発行手続きが必要になりますので、ご注意ください。
さすがネット銀行というか、デフォルトでキャッシュカードを発行しない銀行は初めてでしたので、少し驚きました。ネットで完結するので、もはやキャッシュカード不要ということでしょうか。
続いてのサービスは、「SBI証券Tポイントサービス」です。SBI証券はTポイントを使ったり、貯めたりできるようです。
楽天証券でいうところの、楽天スーパーポイントと同じような感じですね。このサービスに申し込む場合は、「申し込む(推奨)」にチェックを入れてください。
私の場合、最近はTポイントカードを使うことはほぼありませんが、念のため申し込んでおきました。
口座開設申し込みフォーム
必要項目の入力が一通り終了したところで、続いては、SBI証券の口座開設や追加サービスに関する告知・申請を行う手続きとなります。
サービス毎に似たような内容が表示されますので、表示された規程類を確認し、同意にチェックを入れてください。
すべての必要項目について同意すると、「確認画面へ」というボタンが表示されますので、クリックして登録内容の確認画面に進みましょう。
これまで登録してきた内容を確認し、問題がなければネット上での手続きは完了です。
郵送での本人確認書類の提出手続き
本人確認書類をWEBやメールで提出せずに郵送での提出を選択した場合、後日、SBI証券から書類が郵送されてきますので、次のような本人確認書類の写しや必要書類を準備して返送します。
- 「証券総合サービス申込書兼住信SBIネット銀行口座開設申込書件NISA口座申込書」
- 「本人確認書類等」
- 「お客さまのご登録情報等のご確認」
「証券総合サービス申込書兼住信SBIネット銀行口座開設申込書件NISA口座申込書」は、郵送されてきた封筒の宛先として氏名や住所などが記載されている書類の下半分が申込書となっていますが、必要事項を記入したら申込書の部分は切り離さずにそのまま返送します。
「本人確認書類」は、次のいずれかを提出する必要があります。本人確認書類は有効期限内である必要がありますのでご注意ください。
- マイナンバーカードの両面をコピーして提出
- マイナンバー通知カードのコピー と 写真付き本人確認書類(免許証のコピー、住民基本台帳カードのコピー)のうち、いずれか1種類とをセットで提出
- マイナンバー通知カードのコピー と 写真なし本人確認書類(健康保険証のコピー、年金手帳のコピー、印鑑登録証明書、住民票の写し)のうち、いずれか2種類とをセットで提出
郵送されてきた書類の中に「お客さまのご登録情報等のご確認(個人のお客様)」という書類が同封されていますので、勤務先や投資目的などの事項を記載しましょう。
書面による手続きに必要な書類についてご紹介しましたが、特に記載方法で迷うような書類はありませんので、書類を準備して、同封されている返信用封筒を利用して返送しましょう。
WEBでの初期設定
必要書類を返送してから何日か経過すると、SBI証券から封書で登録内容と「ユーザーネーム」と「パスワード」が記載された書類が郵送されてきます。
書類を受け取ったら、SBI証券のホームページからユーザー用のサイトへログインしてみましょう。ホームページの右側にある「お客様サイトへログイン」という枠に、書類に記載されている「ユーザーネーム」と「ログインパスワード」を入力し、ログインボタンをクリックします。
「お客様情報のご登録」という画面になりますので、「お客様情報のご登録」ボタンをクリックします。
本人確認の画面となりますので、書面に記載されている「ユーザーネーム」と「ログインパスワード」を入力し、ログインボタンをクリックします。
ログインが完了すると連絡先や職業の登録画面となりますので、連絡先として登録するメールアドレスを入力します。「ご案内メールを受信する」にチェックを入れれば、投資に関する情報等をメールで案内してくれます。
続いては、国籍や連絡先電話番号等の登録となります。
インサイダー取引の有無を確認するために職業・役職を選択します。
世帯主との続柄を選択します。
出金時の振込先口座を登録しますので、本人名義の口座を登録してください。
手数料プランを選択します。注文ごとに手数料がかかる「スタンダードプラン」か、1日の約定金額合計に対して手数料がかかる「アクティブプラン」のいずれかを選択します。
「アクティブプラン」の場合は、1日の約定額が50万円までなら手数料が無料となりますので、初めて証券口座を開設する場合などで1日あたりの取引数が多くない方にお勧めです。
プランは後でも変更可能なので、良く分からないのであれば、とりあえず「スタンダードプラン」を選択しておいても良いと思います。
続いて、投資経験に対する質問への回答を行います。
アンケートへの回答画面となりますので、各項目に回答してください。アンケートへの回答が終了すると、これまでの登録内容の確認画面になりますので、登録内容を確認しましょう。
「iDeCo」や信用口座の開設などの申し込みを行うかを選択していきます。必要なものがあれば、チェックを付ければ証券口座の開設申し込みと同時に申し込みができます。
信用口座の開設を申し込む場合は、質問事項への回答を行う必要がありますので、各項目に回答してください。
最後に規程を確認し、「同意して次へ」をクリックして同意・承諾を行います。
FX口座やCFD口座を申し込む場合も、同じように質問事項への回答と規程類への同意の手続きが必要となります。私の場合は、信用口座やCFD口座の申し込みを行いましたが、確認事項に回答しただけで、新規口座開設にもかかわらず、すんなりと開設できました。
これらの手続きが終了すれば、初回ログイン時の初期設定は完了となります。この後、SBIネオモバイル証券の口座開設の案内などがありますが、15分程度でSBI証券の口座が利用可能となります。
まとめ
今回は、ネット証券の最大手であるSBI証券に興味を持たれている方も多いと思いますので、参考になればと思い、SBI証券に証券口座を開設する流れをご紹介しました。
私の場合、楽天証券で既に株取引を行っていることもあり、セルフバック案件があったという点が口座を開設した大きな理由になっていますし、大暴落で抱えた含み損の整理を行っている最中となっているので、現時点ではSBI証券の具体的な活用方法や楽天証券との使い分け方法までは考えていません。
今後、経験を積んでいって、両証券を上手く使い分けることで最大限の効果が得られるようになれば良いなと思っています。
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