サラリーマン初心者トレーダーの「のりすけ」です。
全くの素人である私が、何の知識もないまま、見よう見まねで投資を始めてから半年が経過しました。
投資を始めた直後に遭遇した歴史的な大暴落の影響で多大な含み損を抱え、投資の世界から退場する危機に直面していましたが、何とか半年経った現在も投資を続けることができています。
当初と比べて、投資のスタイルも大きく変わり、ある程度の利益をあげることもできるようになってきた投資開始後6ヶ月目の運用成績をご紹介します。
つみたてNISAの運用状況
先月、ようやく含み益に転じた「つみたてNISA」ですが、今月も多少の増減はあるものの、含み益で推移しました。
米国市場が不安定な感じで推移していることなどもあり、今後の含み損への転落のリスクもありますが、長い目で見ていきたいと思っています。
現時点では7,000円前後の含み益ですが、20万円程度の積立額ということを考えれば、4%の運用利回りとなりますので、今後もこの調子で推移して欲しいですね。
積立額が多くなるにつれ、価格変動の振れ幅が大きくなるので、同じような大暴落に遭遇したときが怖いですが、長い目で見て資産を増やすための長期投資なので、目先の相場に動じずに淡々と積立てていきます。
国内株式の運用状況
今月の相場状況
今月の国内株式市場は、2番底の懸念を吹き飛ばすように堅調に推移し、23,000円台に突入しましたが、月末に向けてやや停滞してレンジ相場となり、22,300円前後で推移しています。
レンジ相場がしばらく続いた後、2番底がくるのか、再び上昇トレンドに転じるのかは分かりませんが、個人的には、下落トレンドになる可能性があるのではないかと考えていて、慎重にトレードしていこうと思っています。
順調だったマザーズ市場も天井を打った感が見受けられますので、これまでのようにハイボラの銘柄で大きな利益を取ることも難しくなることが予想されます。
空売りも上手く使うことで、このような相場の中でも可能な限りの利益が取れるようにしたいと思います。
今月の損益状況
今月は、前半はハイボラティリティの相場でしたが、後半はレンジ相場になってきたため、ボラティリティが低下気味になり、トレードが難しくなりました。
それでも、強い銘柄を中心に一定の利益を取ることができ、先月よりも確定利益額は微増となりました。とはいえ、「GMOクラウド(3788)」で約50万円、「レーザーテック(6920)」で約18万円とこの2銘柄で利益のかなりの割合を占めています。
月全体では160万円超の利益となった一方で、損失も115万円となり、トータルでは49万円のプラスで終了しました。
この結果、通算損益は約70万円とプラスを維持することができていますが、相変わらず、大暴落時に抱えた保有銘柄の含み損は継続中となっていますので、引き続き、隠れた損失を減らしていくことが今後の目標です。
今後の相場の見通しが不透明な中、これまでの半年間の経験を活かして、これまで同様に利益を獲得していくことができるのか、真価が問われることになりそうですね。
2020年6月の配当収入・株主優待
6月は株主総会のピーク月ということもあり、複数の銘柄の配当がありました。毎日のように郵便受けに株主総会や配当金の案内の郵便物が入っていました。ほとんどの銘柄は既に売却済ですが(汗)
今回の新たな配当により、これまでの配当収入合計は一気に51,955円となり、これまでの約1万円から5万円台に突入しました。
配当が貰えるのは素直に嬉しい気分になりますが、やはり低い価格で購入できていれば、含み損による心理面での負担がなくてベストですね。
あと、個人的に気になったのは、多数の案内郵便物が来ることで、株を多数保有している家みたいに思われるのも少し危ないかなという点です。配当狙いで沢山の株を保有している方々はどうしているんですかね。
今月の失敗点・反省点
場中の安易な飛びつき
先月の反省点として、場中の勢いを見て、前日に検討していない銘柄に飛びついて痛い目にあったことをご紹介したのですが、今月も同じようなことをやってしまいました。
相変わらず、成功する場合もあれば、失敗する場合もあるのですが、致命的な傷を受けないうちに改めないといけませんね。大体、前場が引けた状態で良い感じに上がってしまっている銘柄が後場で続伸するケースというのは、それほど多くないと感じます。
翌日の続伸を期待して持ち越し前提で購入するという方法もあるのですが、翌日の寄り付き時点で大きく値を下げてしまうケースも多々ありますので、注意が必要です。大幅ギャップダウンで寄付いてしまうと、為す術がありませんからね。
不用意なナンピンによる損切り遅れ
新たな反省点としては、適切な損切りができていないことです。これは退場に繋がる可能性が高まる行為なので気を付けなければなりません。
株価の上昇を見込んで買いで入った銘柄について、予想に反して値を下げるということが一定の割合で発生します。このような状況に遭遇した場合、心理的な要因もあるのですが、いずれは反転してプラスになるという期待を抱いてしまいます。
そのため、ナンピンしてしのぐという行動に出るわけですが、これは吉と出る場合もある一方、凶と出てさらに含み損が拡大してしまうという事態に陥る危険性があります。
下手をすると、ナンピン後もさらに続落し、再度のナンピンを余儀なくされ、気が付けばポジションと含み損が膨れ上がっているという目も当てられない状態となってしまいます。実際に、私もそのような状態に陥ってしまった銘柄があります。
このように、やって良いナンピンとやってはいけないナンピンがあるので、安定した利益を得るためには、その見極めが必要になります。
ただ、見極めができれば苦労しないので、実際には中々難しいと思いますので、一定の損切りラインを下回れば、機械的に損切りする方法が一番手っ取り早いのかなとも思います。
いずれにせよ、自分の弱点としては、エントリー時点で確信を持って利確ラインと損切りラインを設定できていないという点だと実感していますので、利益を確保しつつ、損失を最小限にするためにこの辺りのスキルを磨いていきたいです。
米国株式の運用状況
配当利回りの高さを評価して投資している米国高配当株式ETFの運用状況ですが、一旦、回復傾向を見せた米国市場が停滞している影響から、再び株価が下落傾向となっています。
つみたてNISAは先月からプラスに転じたのですが、米国株式は今月もマイナスで、先月よりもマイナス幅が拡大して合計で6~7万円程度の含み損を抱えている状況となりました。
このように含み損を抱えた状態の米国高配当株ですが、今月は、運用開始後2ターン目の配当が行われ、それぞれの保有銘柄について、前回の配当額と同等の配当がありました。
四半期毎に配当があるというのは良いですね。ただ、現在抱えている米国高配当株の含み損額と比較すると、まだまだトータルの損益は大きくマイナスとなっています。
今後の選択肢としては、①さらに買い進めて平均取得単価を下げることで含み損を減らす方法、②このまま保有して様子をみつつ、配当は確保する方法、③ある程度値が戻った段階で一旦売却し、再度、価格が下落した際に改めて購入する方法があるのですが、米国市場の不透明感もあるため、現時点では②か③を検討しています。
まとめ
投資開始後、6ヶ月目となった今月の初心者トレーダーの運用実績をご紹介させて頂きました。今月の収支は、現物株の含み損がやや拡大した一方、短期トレードで確定した確定利益が含み損と同レベルまで拡大しました。
また、配当も一気に増加し、僅かではありますが、現物株の含み損を少し取り返す効果はありました。
現物株のポジションが減ったおかげで、信用取引を中心に利益をあげることはできたのですが、レンジ相場入りしてきたこともあって、1日あたりの利益額が少なくなり、逆に損失が増加傾向にある点が気になっています。
確定した利益がある程度の額となりましたので、今後、株価の下落もあり得ることから、来月は思い切って現物株の損切りを進めて、心理的に楽になろうかと思っています。
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