逆張り初心者投資家が株価大暴落で直面した危機

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投資
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サラリーマン初心者トレーダーの「のりすけ」です。

今年の2月末から3月にかけて、アメリカ市場の大暴落を契機とした株価の歴史的な大暴落が続いています。投資初心者にとっては、いきなりの試練となり、大変厳しい状況に置かれてしまいました。

通常は、月末に1ヶ月の運用実績を振り返って記事を書いているのですが、今回は、月末の振り返り記事を待つことなく、私が行っている投資の現状について見ていきたいと思います。

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株価大暴落の原因と現状

今回の株価大暴落については、先月末に「今月の投資・運用実績(2020年2月29日現在)」という記事でも触れましたが、アメリカ市場で歴代7番目の大幅下落となっており、ブラックマンデーなどの過去の有名な事例と肩を並べる位の出来事のようです。今回の大暴落は、将来的に「○○ショック」という呼び名が付くことになりそうな気もします。

今回の暴落は、世界的に猛威を振るっている感染症の影響を受けていることは間違いないと思います。当初は、限られた地域の話と捉えられていた感もありますが、現時点では世界的に広がってきており、日常生活に制限がかかるなど、経済活動への影響が生じてきているため、先行きの不透明感から各地域の株式市場にも影響が及んできているものと思われます。

未知のものに対する不安や恐怖からパニックになっているのは、何も株式市場だけに限った話ではなく、現実生活の中でもマスクやトイレットペーパーが店頭からなくなるといった現象が起きていますが、これも一種のパニック現象ですね。

人間は未知のものに対する不安や恐怖を持ってしまうものなので、仕方ない面もあるのですが、今回の件を受けた国内の騒動に関しては、やや行き過ぎている感もありますね。いたずらに不安を煽るような誤った内容の情報も出回っていますので、しっかりと情報の真偽を見極めた上で冷静に判断したいと思います。

話は少しそれましたが、今回の暴落の原因は一つではなく、その他の要因も重なった結果だと思います。感染拡大に伴う様々な悪材料が出てきたことに加え、アメリカや日本の市場が高値圏にあり、市場としては今回の悪材料がなかったとしても下げに転じる可能性があったところに、今回の悪材料が出たことで一気に下げに転じたことも、下落幅が大きくなった理由の一つだと思われます。

これまで、好調を維持してきたアメリカ市場が1日で1,000ドル下落し、その後も大幅な上下変動が続くという状況になってきたため、リスク回避という観点から、比較的安全資産とされている債権に資金が移動し、資金が引き揚げられた為替と株が安くなるといった状況になっています

暴落が起きた当初は、何だかんだ言ってもアメリカ市場は強いので、一旦は大幅下落しても、短期間のうちにある程度は価格が戻ってきて、安定するのかなと思っていましたが、1日で大幅に下落する状況も続いており、雲行きがかなり怪しくなってきています。

この記事を書いている時点では、日々の変動幅も大きく、どこが底なのかも見通せない、不安定な相場局面となっているため、積極的な投資は難しく、売るにも売れないような硬直した状況となっています。

平常時の感覚で売買などを行うと、大怪我をするような局面に入ってきている感すらありますので、安値だからといって安易に買いに入るのも危険だと思います。

現在の投資・運用状況

日本の株式市場については、アメリカ市場が大幅に上げた日でさえ、小幅な値上げにとどまったり、逆に下げたりという下落傾向の中での低位でのもみ合い局面となっています。

私が保有している日本の個別銘柄については、様々な業態の企業の株に分散していることもあり、平時においてはプラスとなる銘柄もあればマイナスとなる銘柄もあるといった状況だったのですが、現在のような局面では、いずれの銘柄も軒並みマイナスとなる日もあります。

普段であれば、昼休みに何度か株価を確認して、状況に応じて売り買い注文を行ったりしているのですが、すべての銘柄がマイナスになってしまうと、株価を確認しようという気すら失せてしまいます。

株価は上がるときは少しづつなのに、下がるときは一気に下がりますので、数日間かけて値を戻してきた銘柄も、1日の株価下落であっという間に上昇分が吹っ飛んでしまい、上昇前の水準すら下回るといった状況です。

特に、逆張り投資のため、株価が大幅に下がったときに買い、戻ったタイミングで売るというスタイルになるのですが、十分に上がりきる前に今回の大幅下落に巻き込まれてしまい、購入時点よりも株価が大きく下がってしまい、損失が拡大するという状態となっています。

ただでさえ、そのような状況で保有している日本株の含み損が大きくなっているところに、頼みの綱のアメリカ市場も引き続き大幅に下げる日もあるため、所有している米国の高配当株も気が付けばすべて含み損を抱えた状態で推移するようになりました。

そうこうしているうちに、先月末時点で90万円の含み損となっていた運用状況も、とうとう大台を突破し、100万を超えるレベルにまで悪化してしまいました。個別銘柄の株価について、平気で1日に100円以上の下落が発生するような状況では、気が付くとスゴい勢いで含み損が膨らんでいってしまいます。

投資実績

まさに「お金が溶けていく」といった状況に陥っており、このまま大きな損失を被って、投資の世界から退場していくことにもなりかねないという窮地に立たされている感じです。

今後の対応方針

株価の下落で資金が塩漬けとなっており、含み損も拡大している状況はしんどいので、もう少しポジションを減らして一息つきたいと思っているのですが、株価が上昇しない状況では、売りのタイミングがなく、ひたすら我慢しながらタイミングを待つしかないというもどかしい日々を過ごしています。

基本的には逆張りで投資しており、ある程度の含み損が出ることは許容していることや、株式投資を始めて若干2ヶ月という状況もあって、未だに損切りをしたことがない(損益を確定させたことがない)のですが、さすがに、そろそろ損切りも含めて対応を検討しなければならなくなってきました。

現時点で考えている今後の対応方針としては、次の方法があると考えています。

①中長期的に株価が回復することを見込んで、ひたすら我慢してポジションを持ち続ける方法

②損切りをしてでも一旦ポジションをなくし、相場の状況を見ながら、再度のエントリータイミングを計る方法

①の方法を採用する場合でも、利確した株から売っていくため、結果的にポジションを減らしていくことになりますので、一見すると良いことばかりのようにも感じますが、株価が一向に回復せず、さらに含み損が拡大して被害が大きくなってしまうというリスクがあります。最悪の場合、資産を失い、投資自体から撤退せざるを得ない状況になってしまう可能性もあります。

②の方法は、短期的に見ると、含み損となっていた損失が確定して資産が大きく減少してしまうというデメリットがあるのですが、一旦、損失が確定するため、それ以上の損失を被ることはないというメリットがあります。また、確定した損失額にもよりますが、今後の相場の状況を見つつ、投資に再チャレンジすることもできるかもしれません。

余裕資金の中の適正な範囲で投資を行っていれば、どちらの方法を選択した場合でも、再度の挑戦を行う体力は残るのですが、現在の私のようにすでに過剰に投資している状況では、する程度の手仕舞いが終わった段階で、そのような余力が残っているかは分かりません。

やはり、長期的に株式投資を行っていきたいのであれば、投資に回せる額を十分に検討した上で、その枠内での投資を徹底することが最も重要だと感じています。

何はともあれ、何らかの方法でポジションを減らしていきたいのですが、株価の上昇が難しそうなので早く売りたい銘柄というのは、当然のことながら現時点での下げ幅が大きいため、含み損が大きくなっていて心理的には売りにくい状態です。

逆に、ある程度の配当もあるし、中長期的には利益が取れる程度の価格上昇が見込めそうな銘柄は、もう少し持っておきたいという心理になるため、積極的には売りたくないと感じてしまいます。また、そのような銘柄を売ったところで、現在抱えている含み損の多くは、株価の上昇が難しい方の銘柄で発生しているため、含み損の解消という意味では、それほどの効果がないというのが実態です。

このような優柔不断な態度では損失を拡大させる一方だということは理解しているのですが、中々、思い切った決断ができない状態に陥りがちです。

中長期的に見れば、日本市場はゆるやかな下落傾向になっていくと思うのですが、このまま一本調子で下げ続けるわけではなく、ある程度の戻りがでるタイミングが来ると考えていますので、もうしばらくは、相場の状況を見ることにして、ある程度戻ったタイミングで整理する銘柄を選定しておくことにしようかと思っています。

まとめ

今回は、現在発生している大暴落を受けての今後の対応などについて考えてきました。すべての保有銘柄を一気に売ってしまうという極端な対応は考えていないので、もうしばらくは様子を見ながら、プラスに転じた銘柄を売りつつ、新しい買いは控えていって、ポジションを軽くしていきたいと思っています。

現時点で私が学んだこととしては、安易に安値株に飛びつくのは危険だし、ポジションを持ちすぎることも柔軟な対応を妨げる要因となるということです。繰り返しになりますが、長期的に株式投資を行っていきたいのであれば、投資に回せる額を十分に検討した上で、その枠内での投資を徹底することが最も重要だと思います。

この難局をどのように乗り切れるか、私の投資生活がどのような方向に進んでいくのかについては、現時点では全く分かりませんが、最悪の結果とならないように最善を尽くしていきたいと思っていますので、進捗状況などは、今後、別の記事でも紹介していきたいと思います。

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