さて、新たな挑戦として「投資」を行おう!という決意をしましたので、早速、具体的な行動として、証券口座を開設することにしました。
数ある証券会社の中から、「楽天証券」を選択したことは、「投資を始めることにしました!!」というタイトルの記事でお知らせしました。私が楽天証券を選んだ決め手としては、
- ネット証券は利便性やコスト面で優れている!
- 「楽天経済圏」に入り込むことで楽天ポイントを活用できる!
といったところです。
ということで、今回は、楽天証券での具体的な口座開設方法などについて見ていきましょう。口座開設の方法は、①オンライン、②郵送の2つの方法があるようですが、今回は、WEBでの楽天証券口座の開設方法についてご紹介します。
口座開設について
今回ご紹介する「楽天証券」も含めて、各証券会社では定期的に口座開設のキャンペーンを実施していますので、新たに口座開設する際には、あらかじめ最新の情報を確認してキャッシュバックなどの特典を獲得できるようにしてください。
さて、具体的に手続きを行うのですが、ネット証券の場合、ホームページの口座開設ページで住所氏名や職業などの必要な事項を画面の入力項目やガイドに従って登録していけば手続きが進んでいくため、初心者でもそれほど難しいものではありません。
最後に入力した情報を送信すると、一旦、ネット上の手続きは終了し、あとはIDやパスワードが記載された書類が郵送されてくるのを待つだけということになります。
口座開設に必要なもの
実際にインターネットで口座開設手続きを進めていくための、事前準備として、口座開設の際に必要なものを簡単に説明します。WEB画面に従って必要事項を入力していく際に必要となる書類などがありますので、事前に準備しておきましょう。
「本人確認書類」
まず必要となる書類は、「本人確認書類」となります。具体的には、次に記載している書類のいずれかが必要となります。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカード など
本人確認書類の詳細については、こちらをご参照ください。
私の場合は、運転免許証を用いましたが、これらの本人確認書類のうち1つを写真に撮って、アップロードする必要がありますので、お手元にご用意ください。
マイナンバー
続いての必要書類は、「マイナンバー(個人番号)」です。証券会社が口座開設時に税務署に提出する書類へのマイナンバー(個人番号)の記載が義務付けられているようなので、口座開設には個人番号が必要となります。マイナンバーを提出しない場合は、新規に口座を開設することはできません。
個人番号は、元々、個人を識別できる番号を用いて税務署がお金の流れを把握し、課税を強化するという目的もあって導入されたものだったと思いますので、株取引などの状況を把握するということかもしれません。
マイナンバーカードは個人番号が記されたカードなので、取り扱いに不安を感じる方もいらっしゃるかと思いますが、証券口座の開設には必須の書類となります。
既に「マイナンバーカード」を取得されている場合はマイナンバーカード、未取得の場合は通知カードをあらかじめ準備しておいてください。
マイナンバーの登録は、WEBでの申し込みが完了し、郵送でIDなどの書類が送られてきた後に初期設定を行うことになるのですが、マイナンバーの登録は初期設定が完了した後に行うことになります。
マイナンバー登録は、WEBへのアップロードによる提出か郵送による提出が可能ですが、私はWEBでマイナンバーカードの写真を送信することに不安があったため、多少時間はかかるものの、郵送による提出を選択しました。
ネットでの開設方法
それでは、具体的な開設方法をホームページの画面も用いながら見ていきましょう。
総合口座の申込み
まずは、楽天証券のホームページを開いて、「今すぐ口座開設」をクリックして手続きを開始します。

口座開設をクリックすると、「総合口座の申込み」ページに移動しますので、楽天会員であるか否かについて、ページ下部にあるボタン(赤枠で囲った部分)で選択します。ちなみに、楽天会員を選択した場合は、次のページで会員情報が自動補完されます。

お客様情報の入力
次のページは「お客様情報の入力」画面になりますので、ページの流れに沿って、氏名や住所、連絡先などの必要項目を入力したり、選択していきます。
少し面倒と感じるかもしれませんが、画面には進捗状況や残りの入力項目数が表示されますし、それほど項目数が多いわけではありませんので、頑張って入力していきましょう!

納税方法の選択
氏名や住所などの個人情報の入力が終了すると、「納税方法の選択」の項目となります。選択画面に表示されている3種類の方法からの選択となります。左から「特定口座(源泉徴収あり)」、「特定口座(源泉徴収なし)」、「一般口座」になります。
初めてだと違いが良く分かりませんが、基本的には「おすすめ」となっている「特定口座開設(源泉徴収あり)」を選んでおくと、証券会社が年間の損益を取りまとめた上で納税まで自動で行ってくれるので、確定申告を気にしなくても良いため、手間いらずで便利です。

株にかかる税金について少し触れておくと、株などの売買益については、基本的に20.315%の税金が課されます(所得税15.31%、住民税5%)。せっかく苦労して手に入れた利益のうち2割が税金として徴収されてしまうとは、思っていたより高い税率ですね。
口座選択の際に、「一般口座」を選択した場合や「特定口座(源泉徴収なし)」を選択した場合、給与所得であるサラリーマンは、年間で20万円以上の利益が出た場合に確定申告が必要となります。
確定申告は、年間取引報告書を作成して行うのですが、「特定口座」の場合は、年間取引報告書を証券会社が作成してくれますので、自分で税務署に確定申告することになります。なお、平成31年4月1日以降の確定申告時には特定口座年間取引報告書、支払通知書等の添付が不要となりました(確定申告は必要です)。さらに、「特定口座(源泉徴収あり)」の場合は、証券会社が自動的に納税まで行ってくれるので、確定申告自体が不要となります。
これに対して、「一般口座」を選択した場合は、年間取引報告書の作成および確定申告をすべて自身で行う必要があります。
このような違いをみると、「特定口座(源泉徴収あり)」を選んだ方が良いのではないかと思いますが、先ほど述べたように、サラリーマンの場合は、給与所得以外の所得が20万円を超えた場合に確定申告が必要となります。逆に言えば、20万円未満の場合は所得税の確定申告が不要となります(住民税の申告は必要)。
ということは、20万円未満の利益の方が、「特定口座(源泉徴収あり)」を選んで自動的に納税されると、本来払う必要がない税金を払っていることになるのです。非課税になるのではなく、確定申告をしなくても良いという取り扱いのため、払ってしまった税額を取り戻すことは出来ないようです。
利益が20万円未満であれば、2割の税金が課されても少額だから確定申告の手間を考えて「特定口座(源泉徴収あり)」を選択するということもありかと思います。このように源泉徴収の有無には、メリット・デメリットがありますので、このあたりを良く検討の上、口座を選んだ方が良いですね
ちなみに、私の場合は、年20万円以上の利益を獲得することを目標として設定していること、ふるさと納税などの関係で、毎年、確定申告していることから、「特定口座(源泉徴収あり)」を選びました。源泉徴収の有無は、口座開設後も変更可能ですが、当年中に特定口座内で売却益や配当金が発生していた場合は、翌年以降の変更となります。
NISA口座の選択
続いて、「NISA口座」を開設するかを選択する項目となりますので、皆さんの利用予定に従って選択してください。
私の場合は、「つみたてNISA」を開始するつもりだったので、ここで併せてNISA口座も開設しましたが、この段階で利用の見込みが未定の場合は、別途、開設することも出来ますので、「開設を希望しない・あとで登録する」を選択しましょう。

ちなみに、「NISA口座」は1つしか開設できないので注意しよう。
ちなみに、ここで「NISA口座」を開設したからといって、必ずNISAを行わなければならないということではないので、いつからでも始められるように、とりあえず開設しておくというのもありかと思います。

追加サービスの選択
引き続き、追加サービスの申し込みについて回答していくことになります。「楽天銀行」や「個人型確定拠出年金(iDeCo)」について、申し込みを行うかどうかを選択してください。
楽天銀行と連携すると便利なので、楽天銀行は併せて開設することをお勧めしますが、必ずしも、証券口座開設と同時に行う必要も無いので、良く分からなければ、「申込まない」としておいても良いと思います。


「iDeCo」口座も1つしか開設できないので、注意!「NISA」との併用はできるよ。
「楽天FX口座」や「信用取引口座」を開設するかを選択する項目が続きますので、お好みで選択してください。いずれもリスクが高い取引になりますので、私と同じように初心者の方は選ばなくても良いと思います。

必要な項目の入力・選択が終了すると、「入力が完了しました。」と表示されますので、ページ最下部にある「内容確認へ」(赤枠で囲った部分)をクリックしてください。
内容確認が終了したら「本人確認書類」のアップロードとなりますので、スマートフォンなどで撮影した本人確認書類のうち1つをアップロード画面で選択してアップロードすることで提出します。当然ですが、ここで本人確認書類を提出するので、個人情報登録画面での登録内容は偽りのないようにしましょう!
以上でWEBでの申込み手続きは完了です!
後日、登録した住所宛に書留郵便で送付される「ログイン情報のお知らせ」を受け取ったら、その書類に記載されている口座番号やログインID、パスワードなどを用いてWEBで初期設定の作業を行ってください。
まとめ
今回は、楽天証券での口座開設の流れについて見てきました。初心者にとっては、聞き慣れない用語などもあって少し戸惑うかもしれませんが、それほど難しい手続きではありません。何はともあれ、口座を開設しないことに何も始まりませんので、投資デビューを考えられている方は、ぜひトライしてみてください。
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