今月の投資・運用実績(2020年3月31日現在)

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サラリーマン初心者トレーダーの「のりすけ」です。

皆さんは、先月から続いているこの歴史的な大暴落からの乱高下相場をどのように乗り切っていますでしょうか。

毎月末に公開することにしてる今月の投資状況について、投資開始後、3ヶ月目となった3月の結果をまとめてみました。歴史的な大暴落局面を迎えてしまった今月の投資・運用実績はいかに!

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つみたてNISAの運用状況

つみたてNISAについては、長期での運用を前提にしていますので、今回の歴史的な暴落局面となっても、これまでと同様、3本のインデックスファンドに対して、毎日、数百円づつの積み立てを継続しています。

同額を淡々と積み立てていますので、順調に口数を増やしていますが、3月は世界的に株価が暴落した影響から、3本とも概ね数千円のマイナスで推移しています。前営業日から5%以上下落すると送信される基準価格下落メールも何度か来ています

これまでも書いてきましたが、つみたてNISAは長期投資目的で行っているため、入り口付近や投資中の価格上下に一喜一憂する必要はなく、むしろ、価格が下落した方が同じ積立金額でより多くの口数を購入できることから、ラッキーくらいに捉えています。

一番怖いのは、積立額が大きくなっていると、少しの振れ幅でも大きく損益が変動することになりますので、今回のように大きな下落幅だと、振り子の原理で損失額が大きくなってしまうことです。

出口付近で今回のような大暴落に遭遇してしまった場合、それまでずっと頑張って積み立ててきたものが、水の泡と化してしまい、とてつもなく大きな損失を抱えてしまうという最悪の結果になってしまうという点ですね。

まだ先の話ではありますが、今回の暴落を体験した経験も踏まえて、さらに勉強をして、今後の戦略も考えていきたいと思っています。

国内株式の運用状況

株式投資

底なしの下落相場

今月は、それまで堅調だったアメリカ市場が、先月末からの下落トレンドを引きずって、本格的な大幅下落局面に入りました。3月9日に初めてサーキットブレーカーが発動して、市場が一時中断されて以降、サーキットブレーカーが複数回発動するなど、上下変動幅が大きくなっています。

1991年以来となる原油市場の3割下落が発生した影響もあり、結局、3月9日から13日の1週間でNYダウが2,700ドルも下げるという結果になりました。これでも数日は1,000ドル程度戻したり、13日に大幅に戻した状態での数値なので、一時は21,000ドル割れ目前まで迫りました。

その後も大幅な上下を繰り返し、3月23日には、ついに18,000ドル台に突入、2016年11月以来の安値水準をつけ、2月12日に記録した史上最高値からの下落率は一時、38%を超えるなど、まさに大暴落となりました。

日経平均も連続の大幅下落となり、3月13日には、一時3年4ヶ月振りの日経平均17,000円割れとなるなど、下落が止まりませんでした。しかも、月末に少しリバウンドするまで、一度もリバウンドすることもなく、大幅下落を続けるという底なし沼状態となっていて、先月から7,300円もの下落となり、完全に底が抜けてしまった感じです。

嵐の中の運用状況

今回の暴落が過去の歴史的暴落に匹敵するほどの規模であることは間違いありません。個人的にも、あまりの株価下落で含み損が急増し、「逆張り初心者投資家が株価大暴落で直面した危機」という記事を書いてしまったほど、危機的な状況に陥っていました。

先ほども振り返ったように、今回は、急激かつ連続した下落相場となりました。そのため、損切りするタイミングを逃してしまった結果、さらに含み損が拡大し、一時期はとうとう200万円を超える含み損を抱える状態となってしまいました。まさに「お金が溶けていく」といった状況です。

投資実績

下落のすごさの例として、3月9日の東証1部を見てみると、当日の値下がり銘柄数は2,138銘柄に達し、値下がり銘柄数としては過去最多となりました。これは、全体の99%が下落するという文字どおりの全面安となっています。こんな日は株価を見る気も失せてしまいます。

株価が少し上がったと思ったら、翌日には大幅下落するということを繰り返しつつ、全体的には下げ幅の方が大きいため、価格が下落して含み損が拡大するという負のサイクルとなっています。

割安だと判断して購入する投資家がいる一方、損切りし損なっていた投資家が売ることで、上がり基調が続かずに、もみ合い状況となっているところに、アメリカ市場での大幅下落などを受けて日経平均も下落し、せっかく上がった分を大幅に上回るマイナスになるという構造だと思います。

もはや歴史的暴落となった今回の局面において、為す術もなく見守るしかないという感じでしょうか。

レーザーテック(6920)

含み損が恐ろしいペースで増大しているという状況の中、今月も利益を上げることはできました。含み損の額と比較すると微々たる額ですが、今後の損切りのことも考えると、相殺できるように、なるべく利益を取っていきたいと思っています。

具体的な銘柄は「レーザーテック(6920)」ですが、業績が好調ということもあり、今回の暴落局面の前から人気の銘柄となっていました。私も、一度、購入を検討したことがあったのですが、見送っていたところに、今回の下落相場となったという感じです。

この下落局面でも、結構強い動きを見せていて、相場全体が全面安となった際には、さすがに大幅に下げるのですが、1日で300円程度上げることも度々あったことから、タイミングを見て売買すれば、利益が取れるのではないかと考えてトライしてみました。

とはいっても、ポジションを持ちすぎて身動きが取れない状況なので、無理をしない範囲でということで、直近2日間で計500円程度下げたタイミングで、アメリカ市場の状況を確認しつつ、下落から入ると予測して、この銘柄の日々の下げ幅よりも多めの下げ幅で指値での買い注文を出しました。

約定しない可能性の方が高いと思う程度に多めに下げ幅をとったエントリーにすることで、引っかからなかったら、売り買いのタイミングではなかったと割り切ろうという作戦でした。

さらに、この局面で買いを入れたのは、相場の下落局面でも大きな反発がある銘柄だということでしたので、前場に高値を記録する可能性があるため、買い注文と同時に、セット注文で売り注文も入れておきました。

この売り注文に関しても、引っ掛かったらラッキー位の感じで、大きめの上げ幅で指しておきました。買い値を下目に指しつつ、売り値を高めで指す形なので、普通に考えると約定しにくい注文となっています。

いつもどおり、夜のうちに注文を入れておいたのですが、翌日の昼休みに確認したところ、前場のうちに買い注文が約定し、さらに少しばかり下げて、数千円の含み損となっていましたので、とりあえず、セットで出していた売り指値を少し下げる調整をしました。

その日の夜、自宅に帰ってきて保有銘柄を確認したのですが、レーザーテックが見当たりません。一瞬、何が起きたのか理解できなかったのですが、なんと売り注文も約定し、1日で自分史上過去最高額となる26,000円の利益が確定していました

気が重くなるような状況の中、利益が取れたのでとても嬉しかったです。さらに、翌日も同じ方法でエントリーし、当日に売り注文が約定して24,500円の利益がでました。2日間で50,000円の利益を取れたのは不幸中の幸いです。

大暴落後の初リバウンド

一直線に下落していく相場に途方に暮れていたところ、少し下げ止まり感が出てくるようになり、ついに月末に向かってようやくリバウンドが来ました!

3月25日の日経平均は、26年振り、歴代5位となる1,450円の上げ幅を記録。前日に引き続いて2日連続の上昇で、一旦底打ちし、大幅下落開始後、初めてのリバウンドとなります。

この局面を利用して、いくつかの保有銘柄を無事にプラスで売り抜けることができました。結果として、投資開始の初期に購入していた複数の保有銘柄を売って約5万円の利益を確定しつつ、ポジションを減らして現金を確保することができました

依然として悪材料は払拭されていないため、このまま株価が回復に向かうとは考えにくく、実体経済の悪化の影響による二番底が想定されるので、少ないチャンスを捉えて、可能な限りポジションを減らしていきたいと思っています。

ポジションが若干減ったことから、短期投資を中心に新たな投資を行う余裕が出た結果、今月の中旬以降で継続的に利益を確定することができました。含み損と比較すると十分な額とは言えませんが、満足できる成果を上げることが出来たと感じています。

大きく乱高下する相場では、買いたいと思う銘柄もあるのですが、ポジション過多のため資金がショートしている状態では購入することもできません。やはりポジションを減らして余裕を持っておくことが大切ですね。

初めての損切り

投資を始めて3ヶ月目となりますが、これまで損切りをして損失を確定したことはありませんでした。それなりに選んで購入した銘柄なので、いつか株価が回復することを期待していることもあり、損切りは最終手段だという思いがあるからです。

しかし、今月も終盤になった頃から、ポジション過多で身動きが取れなくなっている状況では取れる利益も取れないということに気が付いたので、ダメだと思ったら傷が浅いうちに損切りすることも必要だと考えるようになりました。

ちょうど、今月に入ってからある程度の利益を確定していたことから、まずは少額から損切りしてみようと考えていたところ、損切りの局面が巡ってきました。

具体的には、少し欲を出して1日勝負で利益を狙ってエントリーした銘柄があったのですが、購入後、価格が下がり、出来高も伸び悩んでしまったことから、当日中には利益を出せそうにない状況となったため、翌日に持ち越さずに初めての損切りをしました。

結局、7千円ほどの損失が確定し、人生初の株での損失となりました。翌日以降も保有していれば、少しばかりの利益が出た可能性はありますが、長期保有になるとポジションが増えるだけなので、割り切ってみました。

これまでは損切りはしないという思いがあったのですが、一度損切りを経験すると、次からの損切りのハードルも下がるような気がしていますので、ダメなときはキッパリと諦めて、次のチャンスを狙えば良いとポジティブに捉えています。

今月の失敗点・反省点

失敗

ポジション過多で資金不足

今月は、新たな注文も控えており、為す術もなく日々の下落相場を眺めているだけの状況が多かったため、個々の取引についての失敗というのはありません。

ただ、何と言っても、これまで何度も書いているように、ポジションを持ちすぎていたことが新たな勝負を仕掛けることもできない膠着状態を生み出している点が最大の反省点です。

株価の変動幅が大きくなれば、利益を得られる可能性も高まるし、安値で仕込むこともできるので、キャピタルゲイン・インカムゲインのいずれでも大きなチャンスがあるのですが、保有ポジションのために手を出せないのが歯がゆいです。

保有している銘柄の価格が大きく上昇しても、現状では含み損が減るだけで、利益を確定できるわけではありません。含み損が減らないよりは減る方が良いのですが、仮にその銘柄を保有していなければ、状況を見てエントリーすることで上げ幅分を利確できるので、天と地ほどの差です。

仮に、半年くらいかかって保有銘柄の株価が回復したとしても、売却により得られる利益は多くて1万円程度だとすれば、損失が出たとしても一旦売却し、その半年間に別の取引で損失額以上の利益を確定できる可能性に掛けた方が良いのではないかと思い始めています。

損切りルールの未確立

初めての損切りについてご紹介しましたが、損切りのルールを設定しておらず、未だにいつか株価が上昇し、含み損が解消するのではないかという期待を持っているため、損切りできずにいるという点も反省すべきだと感じています。

今年から投資を始めたこともあり、私が保有している銘柄は、日経平均が24,000円の相場で買ったものばかりです。これが、相場自体が17,000円から19,000円のレベルにまで下がっているのですから、かなりの水準まで相場が回復しない限り、含み損を解消することは難しいと考えています。

現在の状況を単純にいうと、前回17,000円程度の株価だったころ以降の上昇相場で購入している方は、ほとんどが含み損になっているということですよね。

私の場合、株価が下落したときにエントリーするという逆張りスタイルのため、最高値で掴んでいないということが不幸中の幸いといったところでしょうか。それでも、相場自体が相当回復しないと含み益には転じないので、損切りは必要だと感じています。

かなりの損失が生じますが、心機一転、身軽になって、新たに低い水準の価格でエントリーしていくという選択肢もありかなと感じ始めているところです。

米国株式の運用状況

アメリカ

米国高配当株式の運用状況

続いて、米国株式への投資状況を見ていきましょう。米国発の大暴落の影響から、保有している米国株式は先月から変更はなく、3つの米国の高配当株式(ETF)に投資しています。

  • バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)
  • iシェアーズ コア米国高配当株 ETF(HDV)
  • SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPYD)

大幅に価格が下落しているので、買い増しをしても良いのですが、先行きが不透明なことやポジション過多で資金に余裕がないことから、現状維持となりました。

このような状況なので、いずれの株も数万円程度の含み損が続いている状況です。高い運用利回りが期待できる米国株式に本格投資されている方と比べると、保有株数が多くないため、損失額は限定的で、金額的には合計で8万円から10万円程度の含み損となっています。

人生初の配当収入

2月末で権利確定した日本の個別銘柄の配当が一向に計上されない中、全く配当日を確認していなかった米国株からの配当がありました。しかも、3銘柄を保有しているうちの2銘柄からの配当です。わずか5.98USDと5.7USDですが、記念すべき人生初の配当収入です!

米国配当

含み損が拡大している中、少ないながらも高配当株を購入した目的である配当が得られたことは不幸中の幸いです。これらの株を持ち続ける限り、配当収入が主な目的となりますので、今後も配当を楽しみにしています。

まとめ

今月は、不安定な相場の中、多額の含み損を抱えた一方で、過去最高の利益を確定することができました。また、今月の厳しい相場を体験する中で、今まで決めかねていた投資スタイルについての方向性が見えてきた気がしています。

投資実績

これまではインカムゲインとキャピタルゲインの両方を狙おうという中途半端な方針で投資を行っていたため、成果を上げることが出来ていませんでした。

将来的にはインカムゲイン狙いも視野に入れていますが、現在保有しているような高い相場で買った銘柄については、今回のような下落局面では含み損が膨れ上がってしまいます。配当狙いなので株価は気にしないという考えもありますが、やはり気になりますよね。

一旦は身軽になって、底値に近い価格で新たに仕入れることができれば、インカムゲイン狙いの投資も再開しようかと思いますが、当面は、キャピタルゲイン狙いの短期売買を中心にしようと思っています。

災い転じて福となるという感じでしょうか。とりあえずは、投資に懲りて大きな損失を抱えたまま市場から退場するということにならないように引き続き頑張っていこうと思っています。

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